2026年夏
- 19 時間前
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お盆を過ぎてからというもの、暑さも少しずつ和らぎ、朝夕の風に秋の気配を感じるようになりました。本日で8月も終わるということで、少しこの夏を振り返ってみたいと思います。

今年の夏、天河は例年になく比較的涼しい日が多かったように感じます。肌を刺すような酷暑の日は少なく例年にくらべ過ごしやすい一方、雨もあまり降らなかったため、植樹した樹木の葉には日照りの影響で少し乾いている様子も見受けられました。

船岡の杜に植樹した木々はお陰様ですくすくと育ち、今年は大掛かりな下刈りをしなくてもよいほどに逞しくなりました。そのため、足元には下草が青々と茂っています。

もちろん、ある程度の手入れは必要ですので「もう少しこまめにできれば」とも思うのですが、元気よく伸びた下草たちが土をうまく覆ってくれたおかげで、極端な乾燥を防ぐことができたのかもしれないとも話しておりました。

今でこそ、こうして下草をはじめとする多様な植物が元気に顔を出していますが、植樹活動を始める前は、手入れの行き届かない杉や檜が乱立し、太陽の光が地面まで届かない鬱蒼とした森でした。

光が差し込むようになったことなど様々な要因が重なり、植物たちがのびのびと命を育む今の姿を見ると、森全体が喜んで賑わっているように感じられてなりません。
一方で先日、山の整備のために登った際、展望台 舟「宙 sora」で景色を楽しまれている方々に出会いました。

その方々が「目の前のあの山の剥げている部分、切り崩したのかな。もったいないね」と話されているのが偶然耳に入りました。

失礼ながらお声がけをし、「あれは人工的に切り崩したのではなく、自然に崩落してしまった跡なのです」とお伝えすると、「そうだったのですね」と、とても神妙な面持ちになられました。
私たちがこうして広葉樹の植樹活動を行っている大きな理由の一つは、あのような崩落を二度と起こさないためでもあります。 そして同時に、ご縁あってこの地を訪れてくださった方々に、ありのままの自然の姿やその脅威を知っていただくことも、未来へ命を繋ぐために大切なことなのだと、改めて自覚させられた出来事でした。
季節折々の美しい姿を見せてくれる広葉樹。これを植樹しているのは、四季の移ろいを味わえる「かつての山の姿」を取り戻すためでもありますが、それだけではありません。
広葉樹は根を広くしっかりと張り巡らせます。そこに下草が自生することで、大雨が降っても土砂が流れ出ないよう、山全体が豊かな水分を蓄え、守ってくれる状態へと育っていくのです。

こうして今年の夏も、お陰様で無事に過ごすことができました。これからも自然の摂理に寄り添い、様々な恵みの中で生かされていることへの感謝を忘れず、この地に息づく命と自然の姿を、しっかりと守り継いでいきたい、そう学びえる夏でもありました。
■過去記事に、我々が広葉樹を植樹する理由について書いています。もしよろしければご一読ください。




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