植樹する苗も手塩にかけて

「船岡山への植樹」の取組にむけて、約300本ほどの苗を昨年から少しずつとり、そして畑で育ています。



この里の地に根付く樹木で

我々が植樹する広葉樹は、自然界では淘汰される苗木(実生苗:みしょうなえ)を採取して畑で大きく育てて、植樹していきます。


今の時代は、苗を購入することもできるのですが、やはりこの地に根付いてる樹木で育てていき、山づくりをしていきたいという思いから1本ずつ大切に育ています。



今年の植樹にむけて合計約300本もの苗が必要になるので、去年より少しずつ採っては育ててきました。今日はその半年を少し振り返りたいと思います。




2020年冬 苗採り




天川の冬の朝はマイナス5度~10度になることもあるぐらい凍てつく寒さです。土が凍る前に代表の西岡が山から採ってきた苗を畑に移し替え。 少しずつ採っていた苗も冬のこの12月の初旬でいったんお休みに。



2021年3月 苗採り




天川でも少しずつ春の訪れを感じられるようになってきた3月から、また苗採りをはじめていきました。




急こう配の崖にも、実生苗が多く育っていました。 一本一本、大切に根っこもきれいにとり、この大切な命を繋いでいきます。



実生苗といえども、土の中ではしっかり根がついているのも多くあり、木の命のもとである根っこを傷つけずに丁寧に掘り返していきます。





そして、採ってきた苗を今度は畑へと移し替え、植樹するまではこの畑でしっかりと育てていきます。




苗採りを教わりながら





斎庭のメンバーも、大半は山に従事したことがない村人のため、苗採りも代表から教えていただきながら実践で取り組むことも。





筆者も初めて苗採りを最初から最後まで行いましたが、細く20cmぐらいの背丈の苗でもこれだけ繊細な根っこが土の中にはびこり、採るのだけでも約4,50分はかかりました。

しかし、きれいにきちんと苗が採れたときにはなんともいえない達成感と喜びに満たされます。


そして、採った苗も大切に命を繋いでいけるように畑へと。



このような作業を昨年の秋から春にかけて行ってきました。




苗を育てていく


こうして畑へ移し替え育ててきた苗畑も、しっかりと根が定着し、緑の葉もつけはじめ安心。そして、今はこれだけの下草が生えてきています。


梅雨前に、村の方々にもご協力をいただき一度雑草はとっていたのですが、やはりこの時期になると伸びるのも早いですね。



船岡山へ植樹するまではこの畑でしっかりと成長できるように、下草を刈っていきます。





採ってこの畑に植えたときはまだ小さかった苗も少しずつ大きくなってきているので、「苗同士の間隔をもう少しとってあげればよかった」と代表の西岡が少し反省しながら言っていましたが、それだけ、苗たちもここで大きく育っているのだなと思いうれしさの気持ちあります。




まだまだすべての畑の下草の刈取りができていないので、この夏も合間をみて、みんなで刈っていきながら、しっかりと愛情をかけて育てていきます。




小さい苗たちの畑



採ってきた苗も、まだ土から芽をだしたばかりの小さい苗もあります。



そのような小さな苗は、村の方からご厚意で畑をお分けいただいたので、この畑で育てていくことになりました。



ここも村の方々が梅雨前に雑草をとっていただいたりとご協力もいただき、すくすくと苗も育っています。


しかし、梅雨をあけて今はまたこれだけ雑草も生えてきてしまいましたが、雑草もこれだけ元気に育つ土壌だと前向きにとらえ、また刈取りの作業をしていきます。




こうして仲間内で成長を見守りながら、大きくなっていく苗たちのその後も楽しみです。








船岡山への植樹していくまでのスケジュールも少しずつ固まってきました。しっかりと命を繋ぎなら、生きとし生きるすべての生命が輝く杜へと還していけるように、我々も一歩一歩進めていきたいと思います。