鎮守の杜へ

こんにちは!

昨年の12月25日から始めて早2カ月弱。我々が挑戦させていただいているこのクラウドファンディングもいよいよ今日、【2月28日(日)23時】で終了します。



諸行無常とはいいますが、我々もこのクラウドファンディングの挑戦は終わり、いよいよ今度はこのプロジェクトに着手し、新しい命を吹き込んでいきますが、最後に思いの丈を書かせていただきます。

|| 自然を観る


降り続いた雪が雨へと変わり、積もった雪や氷も解けて、水となる時期を表す二十四節季の「雨水」も過ぎましたが、春先の雨や雪解け水により、寒風に晒されて乾いた土が湿り、艶やかに。この頃が、ちょうど大地も潤いはじめ田畑も目覚めることから、農耕の準備をする目安になるといわれています。

それにしても、自然の中に身を置きながら、自然と共に暮らしていたというのがこういう言葉からも伝わってきますし、古の人たちは本当によく自然を観察していたとつくづく思います。

|| 鎮守の杜



日本の神社、仏閣等は木々や森のなかに鎮まれていますが、一方で、諸外国、西洋などでは、森などをすべて伐りはらい広場にしたところに“教会”や“モスク”などが建立されます。

ここにもまた古の日本人たちの"自然に畏敬の念を感じ、自然との共生"を育んでいた日本古来の自然観があったからなのでしょう。

また、同時に人間の力が及ばないように神宿る場所として、森の破壊から守り残していくためでもあったのかもしれません。

|| 命の源の森

それは“水”からもわかります。


水道をひねれば水を簡単にえられるなど、私たち人間が生きていくうえで必要な”水の源”が見えない世の中でありますが、山に雨が降り、その雨をやさしく土が吸い込み水質を浄化してくれる山があり、生き生きとした樹木に、動植物から土の中のバクテリアなどの自然生態系が機能する多様性豊かな命の源の森があるからこそ。

どちらにしても、私たちは人間はこの大きな自然のごく一部であり、自然に生かされている、ということはかわりないでしょう。

|| 理想郷

さて、あらためて、我々の住まう坪内の里には「大峯本宮天河大辨財天社」が鎮座されてますが、御祭神は水の神様とも称される市杵島姫命(辨財天様)であります。

縁起では役行者が大峯山の修験道場を開いた際に感得し弥山に祀り、壬申の乱の戦勝を祈願し天女の神告を受けた天武天皇が弥山の女神を勧請し創建されたと伝わっていますが、なぜ、この坪内の里に社殿を造営されたのでしょう。



それはご本殿の下に磐座がある等、詳しくは神社の方からのお話しをきちんとご紹介させていただきたいと思っておりますが、坪内の里が八つの杜に囲まれ、“俗世間から離れた別世界、理想郷”という意味を持つ中国故事の『壺中天(こちゅうてん)』から名付けられたと所以があるように、まさに鎮守の杜そのものがこの地であったのではないかと想いを巡らせます。




生き生きとした樹木に、動植物から土の中のバクテリアなどの自然生態系が機能する多様性豊かな森は、生命の輝きに満ち溢れさぞかし美しいことでしょう。

そこには、“鎮守の杜”であり、“理想郷”があったというのは想像に難しくないでしょう。

我々の取組はまずはこの船岡山からはじめてまいりますが、人と自然が共に生きる里山へ、そして、この取り組みをつうじて、多様性豊かな命の輝きあふれる“鎮守の杜”へと回帰できるように、あらためて背筋を正すと共に、こうして多くの方々に御賛同いただき取組めることにただただ感謝しております。

いよいよ残り幾ばくかではありますが、最後まで何卒応援のほどよろしくお願い申し上げます。

~今日の一枚~


▲このReadyfor内でのプチシリーズである“今日の一枚”もこれがラスト。


今日ご案内するのは、「大峯本宮天河大辨財天社」。 


縁起では、社殿が建立されている琵琶山に鎮まる真名井の磐座に神武天皇が祈りを捧げ「ヒノモト」という言葉を天から賜ったとされ、その後、修験道の祖である役行者は、長年にわたり天河を活動の拠点とし、また、空海(弘法大師)は、天河神社で修行を行った後、高野山で真言宗を築くに至るなど、古より様々な歴史がございます。


昨年秋に神社のHPもリニューアルされ、HP内では「祭典・神事の報告」や「今日の天河」では季節折々の神社の様子もご覧いただけます。


大峯本宮天河大辨財天社のHPはこちらからご覧ください。