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心もほどく

  • 6月23日
  • 読了時間: 2分

更新日:7月19日

今年も梅雨の季節に入りました。暑い夏を迎える前にたくさんの雨が降ることは、樹木や植物たちにとっても恵みであり、自然の働きに深く感謝しています。


そんな梅雨の合間の晴れ間には、山の手入れを行っています。



毎年頭を悩ませる、厄介な存在が「ツル」です。


冬は大人しくしていても、暖かくなってくるとここぞとばかりに伸びてきます。ついこの間確認したときにはそこまでではなかったのに、あっという間に幹に巻き付いてしまうのです。


とはいえ、これは少し放置してしまった状態。


こういう姿を見ると、「堪忍してや」と申し訳ない気持ちになってしまいます。



こんな感じでぎゅっと締め付けられています。
こんな感じでぎゅっと締め付けられています。

『ごめんね〜』と思いながら急いでほどきます。といっても、ここまで育ってしまうと、そう簡単には外すことができません。




まだ青い状態なら簡単に切れるものも、時間が経つと幹や枝にまるで同化するように、色も木の色に変わってしまいます。



元の樹木を傷つけないよう、やっとの思いでツタを取り外しましたが、無惨にもくっきりと巻き付かれた跡が・・。


毎年、痛々しい跡が残る樹木を前にすると、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいになります。「来年こそはもう少し早く気づいて、少しでも負担を減らしてあげたい」と心に誓うのですが、それでも、自然が持つ凄まじい生命力の前では、人の営みなどなんとちっぽけなことかと、いつも教えられます。彼らの強さに圧倒されつつも、こうして関わることで、また一歩、この森の営みへ深く触れさせていただいているような気がします。


『苦しかったよね、ごめんね・・!』という気持ちで接することが唯一の供養になると思い、巻き付いたツタを取り終えると、心なしか樹木から『あぁ、スッキリした』という声が聞こえてくるようで、その表情も明るく見えます。


巻き付いたツタを取る前の姿。
巻き付いたツタを取る前の姿。
巻き付いたツタを取り終えた後の姿。
巻き付いたツタを取り終えた後の姿。


作業を終える頃には、自分の心までスッキリした気持ちに。それは、この船岡山を歩いて散策するだけでも同じように感じられる感覚です。樹木たちの心が軽くなったのが、伝わってくるのでしょうか。


皆さんもぜひ天川にお越しの際は、こちらのお山にも登ってみてくださいね!


目に見えずとも、心にまとわりつく重荷をぜひここでほどいていってください。 ここが皆様にとって、そんな心の安らぎの場所になれると幸いです。



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