【作業報告7】下刈り作業完了


皆さま、こんばんは*

いつもお心を御寄せいただきありがとうございます。

立秋を過ぎ、残暑もようやく衰えを見せる頃となりました。ここ天川も徐々に虫の音にようやく秋の気配が感じられるようになってきました。

さて、今回はこの夏に「下刈り作業」を行いましたのでそのご報告になります。


|| 暑い日差しを浴びながら



真夏の作業は、体力勝負でもあります。朝の7時には集合をして、山に上がりました。



太陽の動きをみながら、日陰になっているところからの作業。

各自手分けして下刈り機を担ぎながら作業を進めます。


5月に一度行った下刈り。そこから約2ヶ月が過ぎた山は、たくさんの太陽も浴びられ、下草が勢いよくまた伸びています。


これだけ、たくさん下草も勢いよく育っているのは嬉しい反面、刈る作業は比例するかのように大変さがついてきます。


太陽が上がれば上がるほど、山肌にもたくさんの陽が当たり私たち作業者も炎天下で体力を酷使します。

熱中症にならないように適度に休憩と水分補給をしながらの作業。斜面もなだらかなところは一部で、ほとんどが踏ん張りに力がいる急勾配なところもあり、4~5キロある下刈り機を手にしながらの作業は、想像以上になかなかの重労働です。


|| 危険も伴う作業


重労働はさることながら、危険も表裏一体なのがこの下刈り作業。

今回は、作業者合計5名のうち4名が何らかの負傷をおうことに。下刈り機は、鋭い刃を回転させて下草を刈りとるものの、その回転の勢いのあまり刃が石に当たったり、誤って・・・ということも。

一方で、今回は4名の中の2名は「」による攻撃。

蜂の巣というと、どうしても屋根のところや木の枝の下など、頭上にある印象が強いと思いますが、侮るなかれ・・・なんと土の下にも巣があります。

作業に当たったメンバーは皆、下刈り含め山をある程度知っている強者であり、こういうところに蜂の巣ができやすいとわかってはいても、作業をしていると下草に埋もれて地表が見えないので余計に地中の蜂の巣に限ってはなかなか防ぎようがないところもあります。


突然「痛!やられた!!」という声が聞こえ、作業を止めて、急いで応急処置を。

代表の西岡も、今まで作業をしている中で何度も蜂に刺されており、一度はアナフィラキシーにまでなったことがあるため、応急処置セットを持ち歩いていたのは幸運。

急いで刺された部分から毒を抜き出します。


刺された場所が血管から離れていたのもあり、応急処置をすることでどうにか大難を小難に。

(そこまで大きな蜂ではなかったと本人は言ってしましたが、たとえ小さな蜂であっても刺された場所やその後の動きで、大きな腫れになったり痒みが発生したり、はたまた生命にま影響が出たりするので、必ずお医者さんに確認してもらうようにしてください。)



▲こんな分厚い布生地も関係なく見事に刺してきました。真実かどうかわからないですが、蜂は黒い部分を目がけて攻撃してくるそうです。


▲刺された後、蜂の巣の場所を確認へ。「ここやったか~」「これはなかなかわからんにゃ」

猛暑の暑さの中での数日にわたる下刈り作業。

いろいろな災難に多少なりとも見舞われましたが、どうにか無事に今年の下刈り作業は終えました。

|| そもそも下刈り作業とは

以前に【「木の命」「私たちの命」を守る林業】内にも記載しましたが、下刈り作業というのは植樹した苗木を育てて行く上でも大切な作業の一つになります。

今年の冬に植樹した苗木も、冬から春に、そして夏の太陽の日差しもたくさん浴びて地表にはたくさんの下草(雑草など)が生えました。



伐採したあと地にこれだけの下草がたくさん生えてくれるのは嬉しい反面、せっかく植樹した苗光があたらなくなってしまい埋もれてしまい、最悪の場合枯れてしまう苗木もでてきたりします。


そうならないように、これらの下草を刈るのが「下刈り」という作業になります。

下草に埋もれずに、ある程度苗木がきちんと成長するまではこのように成長を見守っていくのが「下刈り」という作業になるのです。 ある程度の危険も伴いますが、手間をかけながら、皆様のご支援をいただいて植樹することができたこれらの苗木を愛情をかけて育てていっています。

|| 生きる命、枯れる命



今年の冬に植樹した苗木は、大方8~9割きちんと根がつき、こうして新しい芽も出してくれています。

一方で、残りの1~2割は根っこがきちんとつかないで枯れてしまったものや、上述の下草に埋もれて陽がきちんと当たらず枯れてしまったもの、そして、ある程度大きく育った苗木なのに、虫に食われてしまって枯れてしまったものも・・。




▲ある程度大きく育った苗木が枯れてしまっているのは、この「カミキリムシ」が原因。新聞の記事にも取り上げられていましたが、今年はこの外来種のカミキリムシが大量発生しているそうです。

|| 様々な生命が交じり合う

しかし、伐採した地表には新しく息づく生命がそれぞれ行き来して交じりあい、生命の喜びが響き合う山になってきているとより強く実感します。



生き生きとした樹木に、動植物から土の中のバクテリアなどの自然生態系が機能する多様性豊かな森は、生命の輝きに満ち溢れさぞかし美しいことでしょう。

そこには、“鎮守の杜”であり、“理想郷”があったというのは想像に難しくなく、引き続き、人と自然が共に生きる里山へ、そして、この取り組みをつうじて、多様性豊かな命の輝きあふれる“鎮守の杜”へと回帰できるよう努めてまいります。

また、次回のレポートでは今回のクラウドファンディングの取りまとめをお伝えします。

最後まで御覧いただきありがとうございました。