(2021年11月06日に公開した記事になります)
皆様、こんばんは。
いつもお心を御寄せいただき誠にありがとうございます。
晩秋の冷気が肌に心地よく感じられるこのごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、船岡山の樹木の伐採ですが、10月末ごろに無事に全ての伐採が完了しました。
神社に面している船岡山の東側斜面を中心に、面積にして1ヘクタールの樹齢40年程度の檜、杉を伐採しました。
クラウドファンディング時にも記載させていただきましたが、この船岡山は急峻で裾には民家があるため木々を滑り出して搬出できないということ、また、林業機械を通せるほどの広い山道がないといういくつかの条件からいろいろと考えた結果、今回は林業に使用されているヘリコプターで搬出しました。
山の斜面上部の半分を伐り終えてから、まずは1回目のヘリコプターの搬出を行いました。
▲林業用のヘリコプター。ヘリコプターの下にワイヤーで吊るした樹木をつって運び出します。
ヘリコプターは天候にも大きく左右されるため、当初の予定日が雨だったため日程が数日延びてしまいましたが、無事に事故もなく搬出ができました。
また、このヘリコプターでの搬出につきましては、以前にもこちらの「【残り7日】大きな難題」でも記載させていただいたとおり、このクラウドファンディングを行わせていただく大きな目的の一つでもあるほど大きな費用が課題でありましたが、こうして無事に1回目の搬出ができた今、これも皆々様のおかげ様であると思い深い感謝の気持ちでいっぱいです。
|| 後半の伐りだしへ
▲これは一見ランダムに伐りだされていると思われるかもしれませんが、ヘリコプターで搬出しやすいように、うまく重なり合わせています。
このようにヘリコプターで搬出する前は足場がないほど、伐りだした樹木で覆われておりました。
そのため1回目のヘリコプターにてこの樹木を全ていったん搬出し、いよいよ後半の残りの部分も伐りだしを行いました。
前半の伐りだしは、裾の合間にまだこれらの樹木があったので防波堤にもなり横に倒していましたが、今度は遮るものがないため縦に伐り出しをしました。
そして、無事に10月末ごろに予定していた箇所全ての樹木の伐採が完了しました。
|| 新しい光景がひろがります
全て伐り終えた今、坪内の光景も変わりました。
|| 木の命を次に繋げていく
本来、これらの樹木も私たちの暮らしに活かしていくために植えられたものでもあります。間伐もせぬまま放置したままでは、これらの木々の命にも失礼。様々な思いはありますが、これらの樹木の命を粗末にせぬよう一本ずつ大切に伐らせていただきました。
そして、これらの木の命を次に繋げていきます。
いよいよ、来週に二回目のヘリコプターでの搬出を予定しております。当初は明日(7日)だったのですが、あいにくの雨予報のため11月9日を再度予定して進めます。
先人が守り繋いできた人間と自然、山々が一体となり暮らしていた「里山」へ、そして、生きとしいける全ての生命の輝きがあふれる命の山「鎮守の杜」へと。引き続き温かく御守りいただけますようお願い申し上げます。
Commentaires