(2021年10月26日公開記事になります)

皆様、こんばんは。
いつもお心を御寄せいただき誠にありがとうございます。
ここ天川は、10月中頃までは暑さを感じる日も続いておりましたが、いよいよ秋も深まり夜寒を覚えるこの頃です。
さて、私共の取組も御蔭様で順調に進み、作業工程の第二段である【樹木の伐採】に取り掛かっております。今日はその作業の様子をご報告いたします。
|| 伐採に入る前の力仕事

神事が終わった後に早速山入りをしました。まずは、伐採する前に伐採した樹木を搬出するヘリコプターに引き上げるワイヤーを山の頂上までに運搬する作業からはいりました。

▲このトラックいっぱいに載っていたワイヤーの山。

▲重さでいくと5キロ強ぐらいはあるのではないでしょうか。このワイヤーに伐採した樹木をまいてヘリに吊るし上げて搬出していきます。

▲背中に10束、多いと20束の量を担ぎ。

▲担ぐのも一苦労

▲人力でみんなで手分けをしながら山頂まで200束以上もあるワイヤーを運んでいきました。作業のみんなで5往復以上はしていたのではないでしょうか。序盤から大変体力がいる作業でした。
|| はじめの目星をつける

無事にすべてを運び終えて、少し休憩したのも束の間。 いよいよ伐採の作業へと。

但し、闇雲に伐り始めるのではなく、山の傾斜、樹木の立ち位置、向き、重なり具合など様々な状況をみてどこから伐っていくかを決めていきます。


今回の我々の伐採は間引きをする間伐ではないため、一本ずつ伐る向きを考え、そして、搬出しやすいように考えて作業を進めていきます。
おそらくこれも今までの経験がないとなかなかできない判断であると思いますし、最初が肝心であると井頭も言っておりました。
|| いざ伐採へ

いざ、照準を決めたあとは作業の仲間・チームに作戦を共有し作業に取り掛かります。

代表の西岡がリーダーとなり、樹木を伐ります。

どの方向に伐り倒すかをみながら、伐ります。

伐った後は、幹だけの状態にするため、枝もチェンソーで伐っていきます。

最後に先ほど運んだワイヤーで樹木を一本ずつまいて固定し、ヘリで吊るし上げる状態にまでしていきます。
これが大枠の作業になりますが、ひとつひとつの作業には緊張感があり、ほんの少しの気の緩みや判断ミスが大きな事故にもつながるため、慎重に作業を進めておりました。

しかしながら、今回は村の林業の方たちにも応援で入ってもらったり、大ベテランの方たちで取り組むことができたので、チーム全員が阿吽の呼吸でそれぞれが自分達の役割を担いながら作業を進められる背中には慎重さとともにたくましさも相重なり、心を揺さぶられるものがありました。

船岡山の山頂から見える天河神社の鳥居も近いようで遠くに感じ見えますが、伐採後にはここからひろがる光景も大きく変わるのだと思うとワクワクドキドキがとまりません。
無事に伐採の作業も終えられるように、安全第一に進めてまいります。
またご報告します!
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